特殊高所技術の活用
通常では計画さえされることの無いような調査・点検業務も可能になります。その一例として吊り橋では耐風索の固定金具の点検が挙げられます。人道橋でなおかつ深い渓谷に架設されていたりすると、重機を使用するのは現実問題として不可能です。
遠望目視で済ませてしまうのも手ではありますが、ボルトの緩みなどを確認しようとすると、どうしても近接することが求められます。
斜張橋のケーブルなどでも、特殊高所技術を活用することにより容易に詳細な調査が可能になります。
シースの損傷の有無や、定着部の滞水の有無なども大がかりな仮設足場や重機を使用することなく、極めて短時間でしかも安全に詳細な調査結果が得られるのです。