世界風力エネルギー会議(GWEC)
GWECでは、毎年6月15日をグローバルウインドデイと定めており、世界各地で風力発電に親しみ、導入の促進を図るイベントを開催しています。日本でも6月15日の前後で、日本風力発電協会が中心となって全国で様々なイベントが開かれました。
弊社も日本風力発電協会に加盟していますので、福岡営業所のスタッフで6月19日に北九州市で開かれたイベントのお手伝いをしてきました。場所は北九州市若松区響町にある【エヌエスウインドパワーひびき】です。
集合場所となった日本ロバロ株式会社様の会議室で、北九州市港湾空港局の方からグローバルウインドデイの趣旨や、北九州市で開催に至った経緯、風力発電産業について、北九州市が風力発電産業の集積を図っているのかなどが説明されました。その後、株式会社エヌエスウインドパワーひびきの担当者から、響灘風力発電所についての説明があり、日本ロバロ株式会社のディレクターから風車部品の製造について、同社で作成している巨大なベアリンングについての説明がありました
会議室での説明後、日本ロバロ(株)の工場内の見学が行われ、風力発電機用のベアリングの実物を見ながらの説明がありました。
そして、いよいよ風車の実物の見学です。スタッフ込みで総勢50名ほどが風車に向けて移動開始。
風車の回転を止めたり、羽根の角度を変えるなどの実演と説明が行われました。
説明のあとは、普段見る事の出来ない風車のタワー内まで見学することが出来、子供たちも大喜びです。イベントにはテレビ局も数社きていて、親子でインタビューを受ける姿も・・・
見学会のおわりには、質疑応答の時間があり
「風車を建てるのにいくらかかるのか?」
といった突っ込んだ質問など、終始和やかなムードで幕を閉じました。
来年は風車のメンテナンスの実演として、ロープでぶら下がるデモンストレーションも行いたいとひそかにたくらんでおります(笑)
何かと話題の風車ですが、課題が全くないわけではありません。しかし、このようなイベントを通じて風車の可能性や役割など、正しい知識を広く伝え、多くの方に風力発電に興味を持っていただき、理解を広めるのは意義のある活動だと思いました。
風車との関わり方で、好きにもなれば嫌いにもなる。
一部の地域では騒音問題なども取りざたされていますが、風力発電産業全体が良い方向へ向かって欲しいと強く願っております。