2019年1月21日・22日、京都営業所にて第4回目のインターンシップが開催されました。
今回の参加者は2019年度4月入社内定者を含む3名となりました。
ここ最近のTKGのインターンシップでは、入社が決まっている内定者の方にも可能な範囲で参加していただくようにお声がけしています。
実際の現場へ赴き、実際の現場で、実際に業務に励んでいる技術者たちの話を聞き、自分たちが今後どのような業務に携わっていくのかを見て感じていただけるといいな、という思いからです。
1日目
座学
今回担当の青山課長より、「チェックイン」から始まりました。
チェックインでは今の気持ちの共有や簡単な自己紹介などを行います。
そこでこの2日間一緒にいる初めて会う仲間とお互いの理解を少しでも深めます。
ぼくはカイト
僕はホクト
わたしはメグミ
さっそく、自己紹介が始まり、あだ名をつけて呼び合うような関係が構築されていました。場も和んだところで、業界説明からスタートです! 😉
まずは「こんな業界があったんだ」という驚きを隠せないインターン生たち。
そして、初めて聞く単語や事柄、思ってもみなかった業務内容に驚きつつ、橋梁やダム、さまざまな構造物に対して興味が湧いてきた様子が見えてきました。
それでもハテナがどんどん浮かんでくるインターン生たちの面持ちに思い余って、青山課長が絵を描いて説明するも、その絵がヘタクソすぎて失笑を誘う場面も。。 😆
青山課長の2時間に及ぶ渾身の説明で、土木業界の内容と現状を理解し、インフラ維持管理の重要性を強く認識することができました。
また、アクロバティックな技術者達が写っている写真や、技術者によって写された普通のひとでは見られないような風景の写真に目が離せなくなり、明日の安全パトロールへの楽しみが大きく膨らみます。
倉庫案内では道具一つ一つに触れながら、用途について説明をうけ、身を任せるロープが想像以上に細いことに驚きが隠せませんでした。
屋上にBBQ機材がしっかり保管されていることを発見されてしまい、ちょこちょこBBQを楽しんでいる社内の様子まで想像させてしまいました 😯
午後からは技術者でもある坂井課長も加わり、特殊高所技術の技術についての講義がスタートしました。
2級特殊高所技術講習で使用している実際のテキストを元に、理論にも易しくふれつつ、ロープを手に取り、支点の作成方法やシステムの安全性を確認。
易しく理論にふれる、と言ってもやはり少し難しい内容になってしまいます。
でも、みなさん興味津々に話に聞き入っていました。
最後に、明日の安全パトロールのチェックポイントと現場での注意点等の説明を受けて、講義は終了となりました。
やってみよう100M登はん
最後は1日目の締めくくり、「登はん体験」
特殊高所技術者になるためにはこのロープ登はんを100m登りきらないといけません。
それをインターンシップでは少しだけ体験してみます。
最初は誰でもなかなか要領がつかめず、モタモタしてしまうロープ登はんです.............が、今回"も"3名ともなんなくスイスイと登はんしていきました。
ここでは毎回、担当者ががっかりするぐらいの参加者のデキの良さが披露されます。
今回はそこにプラスして「下降体験」も。
これは少しロープの扱いに慣れが必要なので、担当者がしっかり補助に入りながら体験をしました。
【登はん(のぼる)】体験だけではなく【下降(おりる)】体験もいつの間にか追加されてインターンシップの回数が増えるごとに体験も少しずつ難しくなっています。
主催者が面白がってどんどん新しい体験を追加していってますね・・・
2日目
安全パトロール
2日目は、大阪市の夢舞大橋で安全パトロールです。
現場では技術者のKY活動から参加し、作業場の注意点や確実な装備がされているかを確認します。
作業場へ向かう技術者が想像以上に多くの道具を装着していく様子を目の当たりにし、口をそろえて
「すご・・・」
と驚きの声が思わずもれてしまいます。
重いときには20キロもの道具を装着するので、本当に技術者は力強いですね!
そして、いざ作業場へ!
一般人の立ち入り禁止区域へ安全パトロール者として侵入していきます。
それだけでもう特別感が増してきます!
昨日の講義でしっかり学んだ支点の作成も技術者が目の前で素早く行っていきます。
インターン生が撮影した写真(一部)
- 仮荷重テストは確実に行えているか?
- 常時2点以上の自己確保を維持しているか?
など報告書作成に必要な写真を撮影していました。
また、今回は目の前での見学が許されたので、疑問に思ったことはその場で技術者に直接質問することができ、理解もどんどん進んでいきました。
支点を作成した技術者は高欄を乗り越えて下降していきます。
技術者にとってもこの高欄を超える時が一番緊張し、より慎重に行う作業の一つです。
そんな技術者をハラハラドキドキしながらしっかり見送ります。
これはすごい!
この速さ!
さすが!
見送ったあとは見学ポイントを橋梁の下に移し、少し離れた場所から作業を確認していきました。
双眼鏡を覗きながらも技術者たちから目を離しません。
技術者達は思っていたよりもゆっくりな動きをしているということは、安全確認を入念に行い、その上で点検作業もしっかり行っているあらわれだと見て取れました。
あらゆる角度からの写真を撮り、午後からの報告書作成に備えます。
午前中いっぱい技術者の安全を確認し、安全パトロールとしての役目を終えました。
報告書作成
帰社後は150枚を超える写真から要所要所の必要な写真を抜粋し、丁寧にコメントを添えて、報告書を作成していきました。
今回の現場は技術者が支点を作成することも目の前で確認でき、さらに少し離れた場所から4名の技術者全員の作業を確認することもできたので、特殊高所技術という技術についてさらに理解が深まったのではないでしょうか。
ひとこと課 人の事 を考える課という事で、特殊高所技術では、【人事課】を【ひとこと課】と呼んでいます。
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