インフラ長寿命化の課題

特殊高所技術デモンストレーション昨日の朝日新聞に、

【全国の橋梁で都道府県や市町村が管理する橋のうち、必要な修繕が終わった割合が15%、市区町村では5%しか終わってない。】

という記事が掲載されていましたね。

橋を長持ちさせるために必要な修繕計画を作らなければいけないのに、13%の橋では計画すらない。一番の問題は維持管理を担当する。職員の不足・財源の不足だと書かれてありました。

国土交通省の報道発表資料はこちら

人がいなくても、お金が無くても大事なインフラを守る必要があります。来る7月24日にKABSE(九州橋梁・構造工学研究会)で開催される講習会では、「橋を守る 橋梁維持管理者技術者の使命」と題して、特に九州の自治体の実状、体制、手法、広報のありかたについて講演が行われ、阿部 允 氏による特別講演も行われます。

KABSE講習会の詳細はこちら

インフラの長寿命化という課題に対して、特殊高所技術がささやかながらお役に立てることをうれしく思います。

※写真は、昨年の4月にKABSE主催で行われた橋梁点検ワークショップで特殊高所技術を用いた橋梁点検のデモの様子です。